昨今、美術家と一般の人たちが共同で作り上げていくアート・プロジェクトが増えつつあります。
その一方で、アートのシンポジウムとかトーク、レクチャーとやらは、相変わらず、一方通行的です。
「話す人」と「聞く人」が、はっきりと分かれています。
こんな関係って、じつに古くさい。
そこで、合宿です。
講師と受講者の垣根を取っ払って、お互い、膝をつき合わせて語り合いたい。
大笑いしたり、ムキになったりしたい。
濃密で素敵な時間を築きたいと思います。
新川 貴詩
2008年6月28日(土)〜29日(日) 『アートをみるプロ養成合宿』
テーマ:アートとお金
日時:6月28日(土)〜29日(日)
※金曜日昼過ぎから開始しますが、夕方からの参加も可。
宿泊先:もりや学びの里
参加費:3,000円(2日目の朝食付き)
主催:アーカスプロジェクト実行委員会
【内容について】
合宿第二弾!
今回のテーマは「アートとお金」です。
空前のアートバブルと言われる中、日本でもこの春いくつかのアートフェアーが開催されました。
多くの作家にとって作品が売れることは喜ぶべきことです。
しかし、突然売れてしまうがゆえの弊害、投資目的の作品売買なども行われる現状では、
アーティストにとっていい時代になったとは一概には言えません。
春に行われたアートフェアーに絡め、展覧会という見せ方、お金になりづらい表現方法、企業のメセナ活動など、
幅広く「アートとお金」について考える合宿にしていきたいと考えています。
アートコレクターの深瀬鋭一郎氏をゲスト講師に招き、美術作品を所有することについて
支援する側からの意見を紹介していただくと共に、
アートとお金にまつわることを中心にディスカッションを繰り広げたいと思います。
【ご意見番】

深瀬 鋭一郎
(ふかせ えいいちろう)
深瀬記念視覚芸術保存基金 代表(独立キュレーター、コレクター)
1963年生まれ。東京大学法学部卒。1991年から現代美術コレクター。
1998年より深瀬記念視覚芸術保存基金を設置してキュレーション活動を本格化。
パブロ・ルイズ・ピカソ財団在日ジェネラル・コーディネーター、国際交流基金フェローシップ受入機関・指導教官、
新宿ダンボール絵画研究会事務局長、エコ・アート大賞審査委員会幹事を経て、アースデイ東京、
100万人のキャンドルナイト、Human Be-inなどの芸術ディレクター 等を歴任。
現在トウキョウミルキーウェイ総合ディレクター。
2008年第17回モンブラン国際文化賞受賞など受賞・ノミネート多数。
■合宿風景



アーカスを見学後、前回同様に『他己紹介』から今回も合宿はスタート!
初めて出会うもの同士の対話から、一泊二日のディスカッションが始まりました。
初日は深瀬さんの話を中心に、アートが経済とともに歩んできた歴史を学び様々な顔ぶれ
の参加者の皆さんの活動や考えを聞く時間となりました。 (参加者として、アーティスト、キュレーター、コレクター、マネジメント、ライター、NPOなどの
アート関係の仕事をされている方から、金融機関にお勤めの方、教員、学生など)
夜は、深瀬さんの計らいで、キャンドルナイト。
昼間の熱気とは一味違う、落ち着いた雰囲気のなか、話は尽きず・・・。
二日目は、前日に引き続き参加者の皆さんの話からはじまり、アートマーケット、助成金、税金、ボランティアなど
アートとお金にまつわる議題が立ち上がりました。
アーティスト、コレクター、NPO、学生など異なる立場からの様々な意見を交換。
それぞれの立ち居地にとって今、何が必要か時間の許す限り話し合いました。